■基本

 2024/3/20 Ver2.4

0.準備

‐ 初心者のうちは必ず転ぶので擦り切れてもいい服装に着替えるか上に着たほうがいいです。
‐ 靴は”履くのに苦労するくらいきついけど、どこも痛くない”が理想ですが、貸靴でそんなものはまずないので厚い靴下をはいて調整します。
- スケート靴を履くときにつま先ではなく、かかとを靴の後ろにくっつけるようにして履くとバランスを取りやすいです。
‐ ”足”とは足首から下の部分で、”脚”は太もも付け根から下全部をいいます。

1.「静止しているか、漕がずに滑っているとき」のバランスのとり方

‐ 基本的な姿勢は軽くジャンプして着地したときの姿勢で、足首、膝、股関節をやや曲げた状態膝がつま先より前に出ない程度に足首を曲げ、腰の前後の位置が土踏まずの上にくるように真下に上体を下してバランスをとります。(足首よりも膝から上を後ろに大きく曲げてバランスを取ろうとすると(かかとに体重がのっている状態だと)後ろにこけやすくなります。)
- バランスが崩れそうになったら、小さく足踏みして足首と膝、股関節を使いバランスを取ります。(足を固定して上半身を動かしてバランスを取るのではなく、上半身に合わせて足を上げて踏み場所を動かすことでバランスを取る)
‐ 立ち方はこちらの動画の1:00辺りからの説明がわかりやすそうです。

2.「漕いで滑っているとき」のバランスのとり方

- 運動靴で走るように「地面をつま先で蹴る」のは間違いです。片方の足でスケート靴の車輪列の外側を斜め後ろに「押す」ことで前に進みます。体は正面を向いていても少し斜め前に進んでいきます。
‐ 足を地面に下すときは4輪すべて同時に地面に着くように、地面に足が平たく着くようにおろします。そのために歩幅は狭くしましょう。初心者はつま先から着地しがちです。
- 初心者は片足で滑っている時間をできるだけ短くするため、右、左と漕ぐ間隔を短く小刻みにして歩幅を狭くします。

3. 曲がる

‐ 人は見ている方向に向かって進むので、顔と胸を曲がる先にむけてカーブの内側に体を傾けます。回りたいときは”上半身を円の内側にやや傾けて”円の中心に顔と胸を向ける気で上半身をねじります。上半身をねじればねじるほど小回りします。
- 足で曲がるように見えて、実は上半身のひねりに脚がついてきて曲がります。(腰もねじるとスピンします。)
‐ 体を弧の中心方向に傾けないと曲がれません。(曲がってる間漕がずに)左右に脚を開いて曲がるなら、中心側の脚を曲げて体を傾けます。

4.避ける

‐ 初心者はたとえスケートリンクをくるくる回るくらいに曲がれても、とっさに避ける動作はできないので、ぶつかると思ったらその対象から”意識”と上半身ごと(胸の向きのこと)顔を背けて視線を外し、上半身の向きと反対の脚をスライディングの様にかかとから伸ばします。怖くても絶対にぶつかる対象を見てはいけません。
- 一番いいのは急に衝突を避ける必要が無いよう、つねに周りの人たちの動きに注意をして滑ることです。

5.止まる

- 初心者はブレーキを使う以外直線的に止まることは難しいのでフェンスに向かって行き腕で衝撃を吸収して止まるか、回転して減速することになります。
- ブレーキを使って止まろうとしても、止まるというより次第に減速して行って最後に止まる感じなので、当てにしない方が安全です。

■スラローム
以下のサイトに詳しく説明があります。
inlineskate.jp(高田健一氏)
日本インラインスケート協会(レベルテスト用)